7月4日(日)、えひめこどもの城にて「自然観察会5 小鳥の見つけ方入門」を開催しました。

なにか見える?

ぎりぎりまで天気が心配だったのですが、当日はなんとか曇り空の中、無事観察会を行うことができました。

初めに一通り双眼鏡の使い方などを練習し、いざ鳥の観察へ。

登りの前半は、舗装された道を登っていきます。いろんな鳥の鳴き声が聞こえてきますが、やはりダントツで目立つのはウグイスですね。
担当学芸員の解説によると、鳥の鳴き声も聞きなれてこれば、さまざまなコミュニケーションが行われているのが分かってくる、とのこと。ウグイスの場合は、おなじみの「ホーホケキョ」で、縄張りを主張したり、あるいは興奮してくると「ケキョケキョケキョケキョ…」とけたたましく鳴いたり。

野生の鳥たちを実際に見ることはなかなか難しいのですが、でも鳥の声なら、あちこちから聞こえてきます。その声をうまく聞き分けることができるようになれば、鳥の気持ちがずいぶんと理解できるのですね。

てっぺんとりでにて。 登り道、お疲れ さまでした。

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てっぺんとりで まで登ったら、野鳥観察の心構えなどをおさらいしていったん観察会は終了。

その後、希望者の方とともに、前半よりも少人数グループで「野鳥の森」などを通る山道のコースを下りました。道すがら、鳥たちのほかにもいろんな虫や植物なども観察しながら進みました。

野生の鳥たちの生活を尊重しつつ、ちょっと耳を傾けて鳥たちの世界を垣間見る ―そんなふうに、いつもの人間たちの会話とはまた違った世界に触れるのも、面白いものです。

ふだんから何気なく聞いている鳥たちの声も、今後は少し違った気分で聞くことができる気がしました。

(企画普及 井上)

ツバメの親子。 親がえさを取ってきて、それを子どもが我先に!ともらいにいっています。

ツバメの親子。 親鳥がエサをとって戻り、それを子どもたちが我先に!ともらいにいっています。