現在、企画展「別子銅山・東平(とうなる)の思い出」が開催されていますが、愛媛県総合科学博物館もついに開館25年目の日を迎えることができました。奇しくも令和元年11月11日の1並びの日になりました。

写真に写っている作品は、五十崎社中㈱オリジナルのギルティング和紙使って作ったものです。企画展の中の写真スポットとして設けられていて、金、銀、銅のうすい箔(はく)をはりつけています。複雑な色合いがとてもきれいでしょう?(日付は10日になっていますが、記念日は休館でしたので、その前日に撮ったものです。)

開館記念イベントは、記念日に先だって、文化の日をはさむ3連休で行いました。

エントランス棟では、ワークショップ「プラ板アクセサリーを作ろう!」「タネで遊ぼう」「きまぐれ市」「おしゃれさんコンテスト」などが行われ、たくさんの人が参加してくれました。

屋外展示場では、「働く車」の展示が行われ、新居浜警察署のパトカー、新居浜南消防署のはしご車の回りで記念写真を撮る家族で賑わいました。

行列は「五十嵐美紀サイエンスショー」の観覧者で、プラネタリウム棟への入場を待っていました。特別投影「チャレンジ!カハク★ラビリンス」も行われました。

多目的ホールでは、企画展関連トークイベント「懐かしい別子銅山・東平での仕事と暮らし」が開催され、多くの人が熱心に聞いていました。

企画展とトークイベントを通して、別子銅山と地域の人々との深いつながりを感じるとともに、この思いを次の世代へと語り継いでいかなければならないという思いを強くしました。

写真は、記念日の前日、プラネ池の北側から、プラネタリウム棟、エントランス棟、展示棟を撮影したものです。

結婚式の前撮りにも使われる科博の隠れたビュースポットです。

科博は開館25年を迎えましたが、これからも進化の歩みを止めることなく、「見て、体験して、感じる」展示やイベント、講座の展開に力点を置き、「科学する心」を育てる博物館であり続けたいと思います。(企画・伊藤)