活動報告

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 ●種であそぼう!
平成14年11月23日(土)・24日(日)
 平成14年11月23日・24日の両日、博物館と博物館友の会自然クラブの共催で、どんぐりなどの木の実や植物の種を使った工作を行いました。博物館周辺のどんぐりが不作だったため、開催が心配されましたが、友の会の皆さんの協力で大量のどんぐりが集められました。コマややじろべえの他に、どんぐりと木の枝などの材料を自由に使って工作するコーナーが人気でした。また、アルソミトラやカエデなど、風で散布される種をモデルに簡単な紙工作を行いました。
種であそぼう! 種であそぼう!

 ●写真展 愛媛のキノコ
「華麗なる森の芸術家たち」
平成14年12月21日(土)〜平成15年2月2日(日)
 写真展 愛媛のキノコ愛媛きのこ観察会の会員らの撮影による写真展「愛媛のキノコ 華麗なる森の芸術家たち」を開催しました。身近に見られるホコリタケの他、猛毒のドクツルタケ、絶滅の恐れのあるショウロなどキノコの写真約100点を展示しました。会期中、家族連れや自然愛好家らを中心に約4000人の来館がありました。

 ●収蔵資料の紹介
別子地域のエクロジャイト
愛媛には、別子鉱山の層状含銅硫化鉄鉱鉱床(そうじょうがんどうりゅうかてっこうこうしょう)や市ノ川鉱山の輝安鉱(きあんこう)など、地質関係で世界的に有名なものがあります。別子地域のエクロジャイトもその一つです。エクロジャイトは、ざくろ(石榴)石とオンファス輝石を多く含む変成岩です。ざくろ石は1月の誕生石・ガーネット、オンファス輝石はひすいの成分を含む鉱物です。和名は榴輝岩(りゅうきがん)といいます。 この岩石は、海底の堆積物(たいせきぶつ)が地下深くに潜り込み、非常に高圧の状態でできたと考えられています。このため、エクロジャイトは、地球の地下深部の様子やどうやって地表まで上昇してきたかなど、地球の仕組みを解明するために詳しく調べられています。 3月22日(土)から開催の企画展「きれいないし」で、別子地域やノルウェーのエクロジャイトを展示します。地下深くから旅してきたエクロジャイトを見に来てください。
エクロジャイト
愛媛県宇摩郡別子山村
(島根大学・高須晃氏寄贈)
エクロジャイト
 
赤い粒がざくろ石、
緑色の部分にオンファス輝石が含まれる。
エクロジャイト



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