2001.12.1 NO.28

シリーズ
愛媛の産業を近代化した人 第三回 篠原 朔太郎
篠原朔太郎
 写真は最新鋭の大型抄紙(しょうし)機(パルプから紙を作る大型機械)です。現在、伊予三島市及び川之江市を中心とした地域には200社以上の紙関連企業が立地し、新聞用紙、印刷用紙、情報用紙、タオルペーパー、不織布(ふしょくふ)などの、全国有数の紙生産地となっています。
 この地域の製紙業は明治40年代から大正時代にかけて手工業から機械化されました。篠原朔太郎は、楮(こうぞ)などの原料を分解する「ビーター」、「三角形回転式和紙蒸気乾燥器」、「原料煮沸釜」(明治42年)を発明し、製紙業の機械化に大きく貢献しました。
もくじ
■特集 ●知的独創性の出発点は子どもの好奇心です
■活動報告 ●「宇宙の日」絵画コンテスト ●学芸員実習 ●移動美術館
■学芸員の仕事場 ●第3回 Making of プラネタリウム番組