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これまでの経緯 (友の会会報 第37号参照) |
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丸い虹を見るために、7年前からスプレーノズルをたくさんつけたホースから水を霧状に噴霧して丸い虹を見る装置を製作して実験してきました。この装置では、霧にかなり近づくか、霧の中へ飛び込まないと丸い虹が見えません。そこで、この点を改善すべく新しい装置を製作することにしました。今回は、視点と霧の位置が変わらないように観察者の頭上から水を噴霧して虹を発生させるヘルメット型にしました。 |
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目標と効果 |
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1 |
丸い虹を確実に見えるようにする。 |
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従来型と比べて節水ができる。 |
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夏にこの装置で実験すると適度に濡れて気持ちいい。 |
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簡単に一人で虹が楽しめる。 |
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笑える。 |
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主な仕様 |
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名称:丸い虹体験ヘルメット 試作零号機 |
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型式:頂部にスプレーノズル付ヘルメット |
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水消費量:16L/min |
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ヘルメット:全周つば付タイプ、タニザワST#153-EP2、FRP |
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スプレーノズル
型式:充円錐ノズル 1/4JJXP040-HTPVC
材質:耐熱塩化ビニル
配置:前面3個+上方1個 合計4個
水滴の粒子径:平均470μm
標準噴霧水量:4L/min/個
標準噴霧圧力:0.2MPa
製作会社:(株)霧のいけうち
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対象:中人〜大人 |
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水の供給方法:アンビリカルケーブルによる給水 |
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その他:ヘルメット表面に、虹に関するキーワードを表示 |
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丸い虹を見る最適な条件 |
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1 |
強い日差しがある日の |
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朝または夕方(8時前、または16時以降) |
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使い方 |
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1 |
アンビリカルケーブルに散水用ホースをつなぎます。 |
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濡れたくない人は合羽を着用します。着なくてもかまいません。
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ヘルメットの頭のサイズを調整してしっかり被り、あご紐をしっかり締めます。 |
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太陽を背にして立ち、自分の頭の影の位置を見ます。 |
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ホースの水を出してもらいます。ヘルメットが傾く場合は手でヘルメットのつばを支えてください。
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自分の頭の影を中心に約42°の位置に丸い虹が見えます。
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注意:絶対に振り返らないでください。周囲の人に水がかかってしまいます。 |
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今後の取り組み |
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引き続き虹の発生装置の改善を続けて楽しい装置にしていきます。この次もサービス、サービスぅ。 |
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参考にした情報 |
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(株)霧のいけうち のHP |