
| 第4回 新番組の開発 |
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1/2ページ|1|2| 企画のじかん さて、次回は何の実験をしようかな。そのシーズンの実験を担当する学芸員は考えます。頭の中であれこれと好き勝手に考えるので、かなり楽しいひとときです。これだっというテーマが決まれば、次は実験です。ショーで出来てもできなくても、とにかくどんどん実験を考えます。だんだんショーの構成が練られてきて、いる実験いらない実験、出来るように努力しなくてはならない実験と、内容とやるべきことが固まってくるのです。
実験のアイデアなどはどんどんメモ用紙に書きこみます。そのほとんどは使われないけれど、メモによると、始めのアイデアではリカちゃん人形を使う予定だったようですね。さらに、実験が出来るかどうか実際に計算したりテストしたりします。 なければつくろう テスト結果や、参考文献を調べていくうちに、どんな実験器具が必要かが明らかになってきます。多くの皆さんから見られるように、大きな器具も必要になります。しかし、大きな器具はあまり手に入りません。そんなときはどうするか?もちろん、自分でつくります。 つらい日々 実験器具をつくったはいいけれど、ホントにうまく動くの?一番肝心なことですね。でも、まずうまく動きません。うまく動くまで、調整するのです。予備実験は幾度となく繰り返され、不具合を直し、足りないものを作り足し、どうしてもだめなときは一部作り直します。せっかく時間とお金と手間をかけて組み立てたものなので、何とかしたいものです。うまくいかない間は本当につらい日々をおくらねばなりません。番組開始の日も迫っています。あまりにも悲しすぎて写真も撮られていません。 しかし、そうやってすこしずつ調整した器具で実験が成功した瞬間は、言葉にならない格別のよろこびがあります。 あとひといき 実験が成功すれば、段取りです。狭いステージ、短い時間でスムーズに実験を進行できるようにしなくてはなりません。実験に失敗しても(するものなのですよ!)、その場でもう一度すぐにやり直せるように、器具や小物の配置を工夫したり、準備物を充実させたりします。このころには、少し心に余裕がでてきたりします。展示案内員や実演してくれる学芸員に資料を作って渡したり、研修したりします。この番組で渡された資料です。実験の内容と原理、実演例などが記されています。 もうすぐ開演 サイエンスショーは1つの番組が終われば、次の日には次の番組をスタートさせるため、番組最終日の夜に撤収と搬入を行います。搬入が終われば、ステージ上でリハーサル、器具の配置などいろいろチャックするのです。ドキドキの本番。始めは緊張もあって、うまくペースがつかめません。お客さんの反応はどうでしょう? 実験がうまくいったときは、皆さん以上に喜んでいる学芸員。今日も明日もうまくいくように、最善を尽くしております。これからのサイエンスショーにも期待してください。最後に、予備実験や失敗も含め、実に500回以上は落ちてくれたであろう、おさるのぬいぐるみに、ごくろうさま。 (科学技術研究科 学芸員 久松洋二) |