インターネット博物館講座2005
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産業講座 坊ちゃん列車物語 インターネットで講座の様子を見よう

講座のようすをビデオで見ることができます。
 [撮影日]2005年10月8日(土)
 [場所]伊予鉄道株式会社 古町車庫
 [講師]西井健 氏(元伊予鉄道機関助士)


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講座メモ

坊っちゃん列車とは?
坊っちゃん列車とは、明治21年の営業開始から、昭和29年まで伊予鉄道で活躍した蒸気機関車のことです。夏目漱石の小説「坊っちゃん」で、その登場人物達が、多くこの蒸気機関車を利用したことから「坊っちゃん列車」の愛称で人々に親しまれてきました。現在は、1号と14号機関車をモデルに復元された坊っちゃん列車(平成13年〜)が運行しています。

【講師】西井健 氏
昭和20年11月〜昭和28年まで伊予鉄道機関庫に勤務する。退社後、平成2年に「坊っちゃん列車物語」を自費出版し、もっと多くの人にも読んでもらえるように、平成16年にアトラス出版から「坊っちゃん列車物語」を再出版。

Q1
Q1:坊ちゃん列車にワイパーは付いてたの?

Q2
Q2:坊ちゃん列車の運転は一人でしていたの?

Q3
Q3:客車にもブレーキは付いていたの?

Q4
Q4:天気の悪い日の運転が大変そうだけど、発着時間は守れたの?

実際に坊っちゃん列車を見てみよう
駅に着いた坊っちゃん列車に、どのような作業をするのだろう?

乗客が降りた後、客車と機関車を切り離します。
機関車は、車両の下に付いてる機械で車体を持ち上げて、人力で方向転換させます。

向きを変えた機関車を「ピット」に入れて、車体の点検をします。

客車は手で押して移動し、機関車の点検が終わるのを待ちます。

機関車の点検が終わって、停車している客車に接続したら、作業完了です。

車庫を見学してみよう

古町駅は、夏目漱石の小説「坊っちゃん列車」にも名前が登場する歴史ある駅です。伊予鉄道が最初に開業した明治21年、古町駅は「三津口」という駅名で開業しました。同時に開業した駅は、「松山」(現在の「松山市駅」)と「三津」の二駅だけでした。古町駅では、市内電車と郊外電車のどちらにも乗り降りすることができます。
古町車庫は、市内電車と郊外電車の車庫です。検車場や洗車機、塗装工場などもあり、車両の整備が行われます。
既に引退している明治時代の客車ハ31、300形車両、600形車両もあります。



 

【リフティング場】
リフティング場では、台車を解体して点検するために、車体を4台のリフティングジャッキを使って持ち上げ、車体から台車を分けたり取り付けたりする作業をします。

写真上が車体を持ち上げる前、写真下が車体を持ち上げた後の写真です。ここで分けられた台車は、解体作業のために別の場所へ移されます。


【電機場】
ここでは、電動機や電車の速度を制御する機械など、電気製品の分解・修理をしています。写真の右の方で整備しているのは、1つ800kgもある電車のモータです。そのような重い部品は、ジャッキやクレーンで持ち上げて運ぶそうです。

【組立場】
左の写真は、リフティング場で分けられた台車の部分です。組立場では、この台車を1つ1つ解体して小さな部品に分けたり、組立てたりしています。

【洗浄場】
組立て場で解体された部品は、洗浄場にある機械で洗われます。この機械には2つのタンクが付いていて、片方のタンクには洗剤、もう片方のタンクには水を入れ、空気圧で上下にゆすって部品を洗浄します。きれいになった部品は、組立て場で再び組立てられます。

【油圧プレス】
電車の車輪が摩耗したときや車軸に傷ができたり長い間使ったときに、油圧の力を使って車軸から車輪を押し抜いたり、押し込んだりするときに使う機械です。最大400トンの力まで出すことができます。

多くの人々に親しまれ、今日も松山の町を走る坊ちゃん列車。
坊っちゃん列車に興味が湧いた人は、ぜひ一度乗ってみて下さい。

[制作著作] 愛媛県総合科学博物館
〒792−0060 愛媛県新居浜市大生院2133−2