南極からのたより

第54次日本南極地域観測隊に参加している川又さんから、博物館にお便り(メール)が来ました。
川又学芸員にの詳細ついては<こちら>

 > 川又です。元気です。現在、昭和基地からです。
  ・・・
 > 明日1/25日から2/3までラング雪鳥沢に再び観測に出かけます。
 > 観測も後半戦になりました。安全第一で任務にあたります。

  (部分抜粋)
               
厳しい環境で任務にあたっているため、こちらからの返信はできませんが、このように博物館にお便りをくれました。
メールの容量にも制限があるそうで、とっても簡潔なメールですが元気でされている様子を推測できます。

簡潔なメールを読みほぐしていくと、気になる単語が。
はて?「ラング雪鳥沢」…??「ラングホブデ」に行くとは言われていましたが…?「ラング雪鳥沢」??

気になったので調べてみますと、
「ラングホブデ」地域には「雪鳥沢」という南極特別保護地区に指定されている場所があるようです。
きっとここのことでしょう。
「ラング雪鳥沢」と略すのが、観測隊の専門用語なのか それともメールの制限による略語なのか…。
(個人的には)なんか気になるので帰ってきたら川又さんに聞いてみることにします。

地面のほとんどが雪と氷に覆われた南極大陸ですが、
雪鳥沢は露岩帯(ろがんたい・雪や氷が少なく地面がむきだしになっているところ)だそうです。
岩があるということは…
川又さんはきっと『地衣類』のことも考えているのでは。

川又さん!引き続き、がんばってください!!

(企画普及グループ 光澤)